スピードに苦手意識がある人は、まずペース走や遅めのインターバル走で基礎体力をつけることが近道かもしれません。
基礎体力が「ガソリンの量」だとするとスピード能力はそれを「効率よく使う能力」です。
なのでどちらの力も不足すると少ないガソリンがすぐになくなり走れなくなります。
まずはペース走や本数多めのインターバル走で基礎体力をつけましょう。
スピード練習が苦手な人は基礎体力を強化
スピード練習をやっていて苦しくなる原因はスピード不足ということもありますが、基礎体力が足りない場合があります。
400m10本のメニューを例に解説したいと思います。
スピードと基礎体力のどちらも不足していると、苦しくなったときに一気にペースが落ちてしまいます。
400mを72秒で走っていて、苦しくなったら80秒以上かかってしまう状態です。
一方、スピードが不足していて基礎体力はある状態だと速いスピードが維持できなくなってもある程度のペースは維持できます。
この状態では、400mを72秒が維持できなくなっても75~76秒くらいで走ることが出来ます。
これはペース走(閾値走)などで乳酸性作業閾値が向上しているので75~76秒のペースは維持できるということです。
弱点を1つにして集中
苦しくなって一気にペースを落としてしまうと目標のペースが遠すぎてそのペースで走るイメージが出来ません。
そうなると何から頑張ればよいのかわからないということになります。
また、完全にペースが落ちてしまっているので刺激が入りません。
それに対してある程度のペースで走れるとあと3秒速く走ればよいというように具体的なタイム差が分かるのでモチベーションを維持しやすいです。
そして少しの遅れで粘れているので基礎体力のトレーニングにもなります。
少しゆとりをもって走る
100%の力で頑張って走ると走りが崩れてしまったり、練習を継続することがむずかしくなったりします。
なので少しゆとりをもって数か月にわたって課題を克服するように走りましょう。
まとめ
まず基礎体力を高めて苦しくなっても大きくペースを落とさない力をつける。
それからゆとりをもってスピードを鍛える。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。