ポイント練習

1000mインターバル2つの注意点

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長距離の練習で1000mインターバルは定番の練習の1つですよね。
しかし、ただ走るだけでは効果が低くなることもあるので注意が必要です。

この記事では、1000mインターバルの効果を高めるための注意点を紹介します。

私は1000mインターバルのやり方を工夫して、2年間停滞していた
5000mの自己ベストを更新することができました。
みなさんの練習にも取り入れてみて下さい。

1000mインターバルの注意点は2つ

1000mインターバルの注意点は2つで
1.ペースを一定にすること
2.目的を絞ること
です。

ペースを一定にすること

1つはペースを一定にすることです。
特に走り出しに注意が必要です。最初の200mは余裕があるので自然とペースが速くなってしまいます。
速くなるだけなら良いですが、その分後半にペースダウンをしてしまうことが問題です。

例えば、前半に3秒速く走り、後半に3秒遅く走って目標タイム通りになったとします。
そうなると、目標のペースを体に覚えさせることが出来ません。

また、実際のレースでは、1000mごとに途切れることは無いので、1000mを通過したときに、ペースが落ちた状態で次の1000mに入ります。

こうなると、練習ではペース通りに走れても、本番では思ったより走れなかったということになりますので、練習ではペースは一定にして走りましょう。

目的を絞ること

2つ目は目的を絞ることです。
ある程度チャレンジをしたペース設定ならば、間のジョギングは400mなど少し長めに取りましょう。
また、ジョギングを短くするなら余裕のあるペースから始めて、最後の1~2本で余力があればペースを上げるなど、無理をしすぎない練習をコツコツ続けましょう。

毎回の練習できつすぎる練習をしてしまうと、たとえペース通りに走り切れたとしても、
長期では気持ちも体力ももたないので、7~8割の頑張りでクリアできる練習を続けていきましょう。

□ポイント
★ペースを一定にして、体に覚えさせる。
★余裕のある目標を設定して継続する。

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