長距離にとっての腕立てふせ
陸上長距離選手が腕立てふせをするおもな目的は、腕を鍛えることではありません。
何のために行うのかというと、
①体幹を使えるようにすること
②体幹を鍛えること
です。
そもそも長距離選手に限らず、腕立てふせは体幹トレーニングの意味が強いですが、
特に長距離選手に場合は体幹の使い方を覚えるということに重点を置きます。
体幹を意識する
長距離選手が腕立てふせをする目的は体幹を鍛えることなので、
胴体を一枚の板のようにして上下させるというところに注目します。
長距離走では腕に負荷がかからないので腕の力が付きにくいです。
なので、腕立てふせが苦手なランナーも多くいると思います。
そのような人はひざを床につけて負荷を弱くして行いましょう。
こうすることで、胴体を一枚の板のようにすることに集中できます。
動かすべきところを意識する
体幹トレーニングを練習に取り入れているランナーも多くいると思います。
体幹トレーニングの代表的なものとして、プランクがあります。
これは、うつぶせになって両腕のひじから先と両足のつま先の4か所で全身を支えてキープするものです。
このように、体幹トレーニングには、ある体勢をキープするものが多いです。
しかし、走るときは腕や脚を動かすので、それらを動かしながら体幹を鍛えることが走りに繋がります。
なので、長距離選手の腕立てふせでは肩甲骨が動きながらも胴体は板のように固めるということに集中します。
まとめ
長距離走のための腕立てふせは、胴体を固めながら肩甲骨を動かすという感覚を覚えるためのトレーニングなので、腕や胸がきつくて体幹を意識する余裕がなくなってしまう人はひざをゆかにつけて行いましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。