減量

長距離選手が食事制限をする意味

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 マラソンやその他の長距離走をやっている人のなかには、意識的に食事制限をしている人も多くいると思います。
しかし、食事制限はつらいものです。
体重の増減ばかりを気にしてしまうと頑張ったのに体重が減っていなくてストレスがたまったり、
体重が急に減ると油断をしたりしてしまいます。
今回は食事制限をするときに頭に入れておくべきことについてお話しします。

食事制限の効果

 食事制限の効果は
①体重の減少
②ミトコンドリアの増加
です。

体重の減少

 食事制限をすると、体重が減ります。
しかし、すぐに減るものは水分なので、水を飲めばすぐに戻ります。
なぜかというと、最初に使われるエネルギーは糖質で、糖質はたくさんの水分とくっついています。
糖質が使われると、くっついていた水分が出ていきます。

このときに、「水分が外に出ただけか」とあきらめないでください。
大切なことは空腹感を感じることです。
空腹感によってミトコンドリアが増えます。

ミトコンドリアの増加

 食事制限をしてエネルギーが足りない状態を作ると糖質を使った後に脂肪を使い始めます。
これと同時にエネルギーを作る工場であるミトコンドリアが増えます。
ミトコンドリアは食事からとったものを使ってエネルギーを作り出すので、
これが増えればエネルギー源を使い切ってくれます。
なので、太りにくい体になるということです。

長距離選手にとってのメリット

 長距離を走る人にとって体重が軽いことはエネルギーの節約になるので、重いより軽い方が良いです。
 そして、ミトコンドリアが多いことは多くのエネルギーを作れるということなので、その分速いペースで走ることが出来ます。

 ミトコンドリアが多い状態を作ることのほうが体重が軽いことよりも大切です。
 というよりも、ミトコンドリアが多い状態を作れている時点である程度体は軽い状態になっています。
 体重が軽いほど速く走れるというわけではないので、
ミトコンドリアを増やすことがメインで、減量はおまけと考えてもいいです。
【長距離走の能力を決めるミトコンドリア】

まとめ

 食事制限の目的は
 体重の減少と
 ミトコンドリアの増加
 ミトコンドリアが増えてから徐々に体重が減るという順番を頭に入れると体重の増減で落ち込んだり油断したりすることが少なくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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